2006年10月26日
大阪府で「市場化テスト」に関する視察をいたしました。
総務委員会のメンバーで大阪府の「市場化テスト」の取り組みを視察をいたしました。
「市場化テスト」とは、行政の責任で行うべき事業を官民競争入札等を行い、より効率的に行うことを目指すものです。
大阪府では、単なるコスト削減の道具としてではなく、行政の業務改革(BPR)の機会と捉えた取り組みを行おうとしている所が特徴的です。
以下簡単なメモです。
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■市場化テストに関する現状
・国の動き:公共サービス改革法(平成18年7月施行)⇒市場化テストに関する法律
・大阪府:「市場化テスト」ガイドラインを全国に先駆け作成
中野区:現在モデル事業を選定し、業務フローの見直しを行っている。市場化テストは今後実施予定
■大阪府の官民協働の類型
1.民間開放・アウトソーシング
・PFI(施設建設、運営委託)
・指定管理者制度(施設管理委託)
・市場化テスト
2.民間活力(ノウハウ・資金等)の活用
・民間資金活用事業
・広告事業
例:歩道橋を民間フェリー会社の公告を乗せることで整備費を出してもらう事業。
行政:歩道橋を無料で整備
住民:快適な交通利用
企業:広報
・ネーミングライツ
例:味の素スタジアム
・人事交流
3.協働・タイアップ
・地域のNPOとの連携
・アドプトプログラム(道路、公園などの里親制度)
・イベント共催など
■大阪府の市場化テストの基本5原則(ガイドラインより)
1.住民負担の最小化・住民便益最大化の原則
・最適主体による行政サービスの提供
2.民から進める地域協働の原則
・都市部においては、サービスも人材も民間でビジネスが成立している
⇒この活力を有効活用していく
3.地方分権実質化の原則
・国の規制監督から、市場・住民による評価と自治体の自己革新
4.行政責任の堅持の原則
・行政の守備範囲の中で、民間との価格、質の面で競い合い、より優れた主体を決める
・民間がサービス主体になっても、行政サービスの内容には行政が責任を持つ
5.雇用確保と行政効率化両立の原則
・リストラが主目的ではない
■大阪府の市場化テストの類型
1.官民競争型
2.提案アウトソーシング型(協働の発想)
⇒この位置づけが特徴的
・民間からの提案を受け、包括的に委託する手法
例:庶務事務(旅費の一元管理)
民間の場合、ナレッジ・マネジメントが得意
民間が受託主体となったコールセンターで同種同様の質問に受けている事で、
質は非常に高くなっている。
■今後の課題
・官のコスト把握(公会計制度未発達、事務業務のコスト分類)
・コスト情報の公開
・モニタリング
・地方への適用(住民に近いほど、実施に関しては、主体性を発揮する必要がある。
第三者委員会への依存を脱すべき)
・コスト競争のみの発想でなく、業務改革(BPR)の機会として活かす
投稿者 okuda : 2006年10月26日 22:54
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