2011年03月20日
「奥田けんじビジョン2011」完成しました。
●奥田けんじビジョン2011
政治活動を再開し、地域の皆さんのお声を丹念に伺ってまいりました。
財政が厳しい中、贅沢をしたい、満足なサービスを受けたいと仰る方はいませんでした。
ただ、みなさんが仰るのは、「納得」できる答えを出してほしいという事です。
人口密度が日本一である一方、6割もの単身世帯がいる中野区(全国平均は3割)。
人がたくさんいても、つながりが希薄な、無縁社会を象徴するような地域です。
子どもの学びや育ちも、高齢者の見守りも、商店街の賑わいも、公園の緑も、人のつながりがなければ、すべてをお金で解決するしかありません。
しかし、意見の違う両者がつながっていなければ、双方が納得できる結論は出せません。
人のつながり(コミュニティ)が新たなコミュニティを生み出す、コミュニティ・ネットワーク。
人の想い、施設、お金を活かす、新たな取り組み始めます。
●コミュニティ・スクール
今、学校は、塾などで学習に余裕のある子から、貧困などで情緒が不安定な子まで、一人の先生では支えきれないほどの多様性があります。
子どもに向き合う以外の先生の業務を肩代わりしたり、教室や、土日・放課後の学びを支えることで、人のつながり(コミュニティ)が子どもの学びを保障します。
人のつながりといっても、町会など既存の大人は減少し、高齢化も進んでいます。これまで行政と関わりの少なかった学生や団塊の世代、高齢者、NPOや企業など、新たな担い手を呼び込む仕組み、それがコミュニティ・スクールです。
---------コミュニティ・スクールから「コミュニティ・ネットワーク」へ
学校の新たな人のつながり(コミュニティ)は、別の地域課題への関心につながります。
高齢者のケア、子育ての支援、商店街の可能性、公園の生かし方など、さまざまな地域課題に取り組むコミュニティに派生します。コミュニティ・スクールは、コミュニティが新たなコミュニティを生む、コミュニティ・ネットワークの核として機能するのです。
●コミュニティ・ケア
高齢者や障がい者の見守りを制度化しても、見守る人がいなければ機能しません。また、高齢者や障がい者は、いつも支えられるばかりの存在ではありません。問題の多くは、孤立、孤独から来ています。高齢者や障がい者を支える事と、子どもを支える事を分けて考えれば、それぞれがサービスの受け手です。しかし、世代を超えた人のつながり(コミュニティ)があれば、高齢者が、幼児や児童を見守り、子どもが高齢者を元気付ける支えあいのケアができます。高齢者施設への保育機能併設など、幼老共生の取り組みを推進します。
●コミュニティ保育
待機児童をゼロにする。何年も前から目標に掲げている中野区ですが、実際には、年々増加し、今や300人を超えています。区は試算をしていませんが、潜在的な保育需要は1千人以上と予想されます。大規模な保育所の整備も大切ですが、保育需要の変動を考えれば、着実に行うべきは、人のつながり(コミュニティ)の中で支えるコミュニティ保育です。1人で1〜4名を保育している保育ママ制度は、孤独な上に、過度の負担があり、なり手はほとんどいません。複数の保育ママと保育所や高齢者施設との連携により、多様な人材が関われる環境の整備が必要です。
●コミュニティ商店街
地域が期待する商店街の機能も時代とともに変化しています。単に近くて便利な存在ではなく、人のつながり(コミュニティ)の中から、課題を発見し、ビジネスの手法で解決する存在、それが、コミュニティ商店街です。地域では、バスを乗り継いで買い物をしていたり、支援がなければ、車椅子でも、出かけることさえできない方がいます。過密だが、孤立しがちな街だからこそ、コミュニティ・ビジネスが成り立つのです。一過性の補助金ではなく、持続可能なコミュニティ・ビジネスの支援が必要です。
●コミュニティ・パーク
公共空間(パーク)を、関わる人のつながり(コミュニティ)で支えるコミュニティ・パーク。例えば、公園での子どものボール遊びは、高齢者や幼児にとっては危険な存在。でも、保護者と高齢者がつながっていれば、納得の答えが出せるはず。ボール遊びは放課後3時すぎ、幼児や高齢者の憩う時間は午前中やお昼ごろ、時間の住み分けができそうです。関わる人のつながり(コミュニティ)の中でのルール作りが、納得できる答えへの近道です。公園の里親(自主管理)制度を、関わる人がルール作りと管理に関われる仕組みに拡張します。
投稿者 okuda : 2011年03月20日 21:51
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